Storyboard Pro 20.1 リリースノート

 

 

 

Storyboard Pro 20.1. build 21.1.0.18395 (2022-05-04) での変更点の一覧を次に示します。

 

機能	説明
Apple シリコンサポート	Storyboard Pro の macOS バージョンは、Intel プロセッサか ARM64 ベースの Apple シリコン Mac のいずれかでネイティブに動作する Universal 2 バイナリとしてコンパイルされるようになりました。
Retina および HiPDI 画面対応	Retina および HiPDI 画面が完全にサポートされるようになりました。Stage（ステージ）ビューとCamera（カメラ）ビューのコンテンツが、各画面のネイティブ解像度で表示されるようになりました。

修正

Storyboard Proの今回のリリースでは、以下の問題が修正されました。

全般

• Storyboard Pro は、特定の Windows 11 ワークステーションの起動時にクラッシュすることがある。SB-4658

• Thumbnail（サムネール）ビューでパネルのスクロールバーをクリックしても、パネルが完全には選択されない。SB-4072

• macOSでカラーLCDなどの高度なカラープロファイルを使用すると、再生パフォーマンスが低下する。SB-2944

描画ツール

• ユーザーレベルでインストールされたフォントが、Windows のText（テキスト）ツールでは使用できない。SB-4423

• Storyboard Pro は、Pencil（鉛筆）ツールの Auto Fill（自動塗りつぶし）モードを使用して適用されたカラーテクスチャー上で Perspective（パース） ツールを使用すると、ハングアップすることがある。SB-4434

タイムライン

• 再生を停止するときに、Timeline（タイムライン）で間違ったパネルが選択される。SB-4024

• ビデオトラック同期モードがアクティブなときにTimeline（タイムライン）からパネルのデュレーションを変更するとパフォーマンスが低下する問題。SB-4564

• 選択したカットがトランジションで開始する場合、New Scene Before（前のカットを新規作成）コマンドを使用すると、タイムラインが破損する。SB-4541

コンフォメーション

• コンフォメーション用に XML または AAF をインポートしているときに作成されたパネルの最後に、カメラのキーフレームがない。SB-4583

キャッシュされたプレイバック

• 環境設定の Playback（プレイバック）タブにある Clear Current Project（現在のプロジェクトを消去）ボタンをクリックしても、キャッシュが完全には削除されない。SB-4104

• Storyboard Pro は、現行プロジェクトの再生キャッシュをクリアしようとするとクラッシュすることがある。SB-4101

スクリプティング

• Project.SetMetadata が、プロジェクトレベルではなくパネルレベルでメタデータを作成する。SB-4465

• ExportManager クラスの exportToFCPXML 関数を使用すると、レンダリング画像がすべてのカメラフレームに合わせてランダムに展開される。SB-4328

• currentVersionName がプロジェクトクラスにない。SB-4159

既知の問題

• ツールバーのすべてのボタンに十分なスペースがない場合、ボタンにアクセスするために開くことができる拡張機能が、OpenGL ビューで開くと非表示になる。HAR-8186

• Apple シリコン Mac で、OpenH264 ライブラリーを使用してH.264 形式へエクスポートできない。HAR-8188

• macOS Mojave では、隔離拡張属性がアプリケーションバンドルから削除されない限り、GateKeeper が Storyboard Pro の起動を妨げる。隔離拡張属性は、Terminal（ターミナル）で次のコマンドを使用して削除できます。

  sudo xattr -dr com.apple.quarantine "/Applications/Toon Boom Storyboard Pro 20.1"