描画を最適化
T-SBFND-002-009
Storyboard Proで再生オプションを使用するとき、ソフトウェアはすべての*.tvg (Toon Boomベクターグラフィック)ファイルの位置を計算する必要があります。 これは、描画ストロークすべてから作成されたファイル形式です。 この計算は再生速度を遅くしがちです。 しかし、この問題を回避する手法があります。
第2のファイル形式*.tvgo (最適化されたToon Boom ベクターグラフィック)があって、それには事前に計算されたすべての画素位置情報が備わっています。 これらの描画を使用することで、再生速度は著しく向上します。

- Edit (編集)> Preferences(環境設定)を選択します。
Preferences(環境設定)ダイアログボックスが開きます。
- Advanced(詳細設定)タブから、Optimized Playback(最適化した再生)セクションの下で、Use Optimized Drawings(最適化した描画を使用)オプションを選択します。
- Asynchronous Drawing Loading(非同期描画の読み込み)オプションを選択して再生を最適化します。 再生中に、ソフトウェアが特にテクスチャーが重い、または複雑なパネルに遭遇する場合があります。 これが生じた場合、このオプションの選択を解除すると、コマの読み込み中に、再生が一時停止します。 このオプションを選択した場合は、再生が続行され、使用可能になると直ちに描画が読み込まれます。 描画が読み込まれている間は、短い点滅があります。
- Preload Drawings(描画をプリロード)オプションを選択し、再生中に描画する前に描画をメモリにロードして、再生をさらに強化します。 Storyboard Proは、2つのオプションのうち、再生中に適切なオプションをプリロードして使用するためにどちらがより多くの描画を持っているかを決定します。
- プリロードするコマ数: Storyboard Proはコマ数を調べ、使用されている描画の数を確認します。 各パネルのそれぞれのレイヤーは描画です。 短いパネルがたくさんある場合、長いパネルを1つ持っているよりも多くの描画があります。
- プリロードするパネル数: Storyboard Proは指定されたパネル数を探して、それらのパネル内の描画数を決定します。 各パネルの各レイヤーは描画であることを念頭に置いてください。 長いパネルがある場合、指定したコマ数ではなく、いくつかのパネルを先に見たほうがいいでしょう。
- OKをクリックします。
- File(ファイル) > Create Optimized Drawings(最適化した描画を作成)を選択します。