ユーザーインターフェースについて

Storyboard Proを初めて使用する場合、デフォルトの作業スペースが表示されます。 ここには絵コンテを作成するために必要な主要エレメントがすべて含まれています。

ビュー

Storyboard Proユーザーインターフェースは主にビューで構成されます。ビューは特定の目的と一連の機能を持つワークスペースセクションです。 各ビューにはタブがあり、メインアプリケーションウィンドウにドッキングさせたり、独自のウィンドウでフロートさせたりできます。

Stage(ステージ) & Camera(カメラ)ビュー

Stage(ステージ)ビューはStoryboard Proにおけるメインビューです。 選択したパネルの表示と編集に使用します。 パネルのレイヤーで描画し、エレメントを操作するとともにカメラ動作を作成・視覚化できます。

Camera(カメラ)ビューはStage(ステージ)ビューによく似ています。2Dのみで作業する場合は使用する必要はありません。 しかし、3Dモデルで作業したい場合、3Dでカメラから異なる距離でエレメントを配置したりレイヤーを 回転させる際などにその違いが重要となります。3Dで作業する際、Stage(ステージ)ビューでは3D空間のあらゆる視点からのステージを見ることができ、Camera(カメラ)ビューではカメラのレンズの視点からのステージを常にプレビューするため、絵コンテをエクスポートする際に正確に表現します。

レイヤーパネル

レイヤーパネルは、Stage(ステージ)およびCamera(カメラ)ビュー両方の右側のセクションに表示されます。 レイヤーの追加/削除/複製/グループ化/再整列/非表示/非表示解除/ロック/アンロック、レイヤーのアニメーションの有効化/無効化、レイヤーの透過性の変更、どのレイヤーを描画/操作/アニメートするかの選択を行えます。

Thumbnails(サムネール)ビュー

Thumbnails(サムネール)ビューには絵コンテ内のすべてのパネルが左から右に時系列で表示されます。 このビューを使用して、絵コンテ内を移動したり、パネルとカットを並び替えたり、Stage(ステージ)またはCamera(カメラ)ビューでどのパネルを表示・編集するかを選択できます。

タイムラインビュー

Timeline(タイムライン)ビューは、アニマティックを作成するときにThumbnails(サムネール)ビューの代わりに使用するビューです。 アニマティックは絵コンテをベースとするビデオです。各パネルはそれぞれが表現するアクションのおおよその長さに調整されて表示されます。カメラ動作はアニメートされ、ムービーにおけるタイミングの土台として機能します。 Timeline(タイムライン)ビューではThumbnails(サムネール)ビューと同様にパネルとカットを作成および管理できます。 他にも主な機能として、各カットと各パネルにアニマティックでどの程度の時間を費やすか決定したり、カメラ動作をアニメートしたり、レイヤーをアニメートしたり、サウンドクリップ/画像/ビデオをアニマティックに追加することができます。

Panel(パネル)ビュー

Panel(パネル)ビューには現在選択しているパネルの基本情報が表示されます。 現在のパネルのキャプションを表示および編集できるほか、パネルにスケッチまたは音声注釈を追加することもできます。

絵コンテビュー

Storyboard(絵コンテ)ビューにはプロジェクトの基本情報が表示されます。 絵コンテの脚本を執筆/インポート/表示/編集することもできます。

Tool Properties(ツールプロパティ)ビュー

Tool Properties(ツールプロパティ)ビューには、現在選択しているツールで利用できるオプションと操作が表示されます。 Tools(ツール)ツールバーでツールを選択するとTool Properties(ツールプロパティ)ビューが更新され、有効なオプションが表示されます。

ツールバー

Storyboard Proインターフェースには、たくさんの便利なツールにすばやくアクセスできるツールバーが含まれています。 ワークスペース内のツールバーを追加、移動、削除することができます。

Storyboard Proで最も重要なツールバーはTools(ツール)ツールバー、Storyboard(絵コンテ)ツールバー、Playback(再生)ツールバーです。

Tools(ツール)ツールバー

Tools(ツール)ツールバーには、Storyboard Proでの作業に必要な主なツールが含まれています。 デフォルトのワークスペースでは、このツールバーはアプリケーションウィンドウの一番左にあります。

Storyboard(絵コンテ)ツールバー

Storyboard(絵コンテ)ツールバーにはパネル/カット/トランジションの追加と削除、2Dと3Dワークスペースの切り替えに関連する基本的なコマンドがすべて含まれています。

デフォルトのワークスペースでは、このツールバーはインターフェースの一番上にあります。

Playback(再生)ツールバー

Playback(プレイバック)ツールバーによって絵コンテをプレイバックできます。 トランジションとサウンド付きのアニマティックを作成する際に、Stage(ステージ)ビューでリアルタイムにプレイバックしてタイミングを確認できます。

デフォルトのワークスペースでは、このツールバーはインターフェースの一番上にあります。

トップメニュー

トップメニューにはStoryboard Proで利用することのできるコマンドがほとんど含まれています。 作業中のビューと選択したエレメントに応じて、使用できるコマンドが一部異なります。 トップメニューは常にインターフェースの最上部にあります。

ここではトップメニューにあるすべてのメニューの目的について簡単に紹介します。

メニュー 説明

Storyboard Pro 20

About(情報)ダイアログとPreferences(環境設定)ダイアログにアクセスできます。 このメニューはmacOSでのみ利用できます。

ファイル

プロジェクトの作成/保存/エクスポート/インポートに関連する項目が含まれます。

編集

選択したパネルまたはレイヤーのカット/コピー/ペースト、パネルまたは描画の選択、レイヤーのグループ化/グループ化解除のためのコマンドが含まれます。 Windows上では環境設定メニューにも位置しています。

表示

現在のビューのパン/ズーム/回転、デフォルト視点へのリセット、オニオンスキンやライトテーブルなど特定の表示モードの有効化/無効化が可能です。

再生

アニマティックの再生および一時停止、絵コンテのパネルおよびカットの移動が可能です。

絵コンテ

プロジェクトのカット/パネル/シーンの管理、トランジション/マーカー/スナップショットの追加、プロジェクトに加えられた変更の追跡が可能です。 Project Properties(プロジェクトプロパティ)ダイアログにアクセスすることもできます。

レイヤー

現在のパネルの描画レイヤーを管理するためのさまざまな一連のコマンドと、レイヤーに適用できるエフェクトが含まれます。

カメラ

カットでカメラの位置とアニメーションを管理するのに役立つ、いくつかのコマンドが含まれます。

クリップ ビデオとサウンドクリップを編集およびプレビューするためのコマンドが含まれます。
キャプション キャプションの追加/削除/検索/形式設定が行えます。
ツール Tools(ツール)ツールバーのツールの1つを選択できるほか、描画を構成する形状とラインのアレンジ/トランスフォーム/変換が可能です。
Windows

ワークスペースの切り替え、ワークスペースの管理、Storyboard Proで利用できるさまざまなビューとツールバーへのアクセスが可能です。

ヘルプ

ドキュメント、Toon Boomフォーラムへのアクセス、カスタマーエクスペリエンス改善プログラムのオプトインまたはオプトアウト、更新のチェックが可能です。 WindowsではAbout(情報)ダイアログにアクセスすることもできます。

インターフェースを移動する

メニューコマンドとキーボードショートカットを使用して、一部のビューでは、コンテンツをズームイン、ズームアウト、パン、回転することでコンテンツをナビゲートできます。 必要に応じて、これらのビューのズームレベル、パン、回転角度をリセットすることもできます。

以下の表のナビゲーションコマンドは、いくつかの例外を除き次のビューで使用できます。

  • ステージ
  • カメラ
  • タイムライン
  • 機能エディタ
  • サイドおよびトップ
ヒント

キーボードショートカットはカスタマイズできます。 Keyboard Shortcuts(キーボードのショートカット )ダイアログでStoryboard Proのキーボードショートカットを表示、検索、および変更できます。 Keyboard Shortcuts(キーボードのショートカット )ダイアログにアクセスするには:

  • Windows :トップメニューにて、Edit(編集) > Keyboard Shortcuts(キーボードショートカット)を選択します。
  • macOS :トップメニューにて、 Storyboard Pro 20 > Keyboard Shortcuts(キーボードショートカット)を選択します。
コマンド アクション アクセス手法

ズームイン

ビューをズームインします。

View(ビュー) > Zoom In(ズームイン)

2を押します

マウスホイールを上に動かします (Timeline(タイムライン)ビューでは行わない)

ズームアウト

ビューをズームアウトします。

View(ビュー) > Zoom Out(ズームアウト)

1を押します

マウスホイールを下に動かします (Timeline(タイムライン)ビューでは行わない)

ズームインまたはズームアウト

ビューをズームインまたはズームアウトします。

マウスの中央ボタンを上下に回転します。

スペースバーとマウス中央ボタンを押したままマウスを上下にドラッグします。

パン

ビューを水平または垂直に移動します。

スペースバーを押しながらビューをパンする方向にドラッグします。

パンをリセット

ビューのパンをデフォルト位置にリセットします。

View(ビュー) > Reset Pan(パンをリセット)

Shift + Nを押します

ビューをリセット

ビューをデフォルト位置にリセットします。

View(ビュー) > Reset View(ビューをリセット)

Shift + Mを押します

Stage(ステージ)およびCamera(カメラ)ビュー下部の Reset View(ビューをリセット)ボタン。

回転をリセット

ビューの回転をデフォルト位置にリセットします。

View(ビュー) > Reset Rotation(回転をリセット)

Shift + Xを押します

ズームをリセット

ビューのズームをデフォルト位置にリセットします。

View(ビュー) > Reset Zoom(ズームをリセット)

Shift + Zを押す

ビューを回転 ビューを左右に回転させます。 Ctrl + Alt (Windows)または⌘ + Alt (macOS)を押しながら、回転ディスクをクリック&ドラッグして時計回りまたは反時計回りに回転させます。
3D回転ビュー あらゆる方向にビューを回転させます。 これは、カットが3D有効となっている場合にStage(ステージ) ビューでのみ利用可能です Ctrl + Shift (Windows)またはShift + ⌘ (macOS)を押しながら、ステージをクリック&ドラッグしてあらゆる方向に回転させます。

時計回りに30度回転

アニメーションテーブルのように、Camera(カメラ)ビューを時計回りに30度回転させます。

View(ビュー) > Rotate View CW(時計回りにビューを回転)

Vを押す

反時計回りに30度回転

アニメーションテーブルのように、Camera(カメラ)ビューを反時計回りに30度回転させます。

View(ビュー) > Rotate View CCW(反時計回りにビューを回転)

Cを押す

全画面を切り替え

メインアプリケーションウィンドウを全画面と元のサイズで切り替えます。

View(ビュー) > Toggle Full Screen(全画面を切り替え)

Ctrl + Alt + Shift + F (Windows)または⌘ + Alt + Shift + F (macOS)