オーディオをエクスポートダイアログボックス

Export Audio(オーディオをエクスポート)ダイアログでは、プロジェクトのオーディオトラックをサウンドファイルにエクスポートできます。 プロジェクトのすべてのオーディオトラックに対して単一のファイルをエクスポートするか、もしくは各オーディオトラックを個別にエクスポートするかを選択できます。 また、プロジェクト全体に対して1つのトラックをエクスポートするか、それともカット、シーン、またはアクト別にそれを分けるかを選択できます。

パラメータ 説明

保存先パス

エクスポートしたファイルを保存するディレクトリを指定できます。 フィールドの右にあるBrowse(参照) ボタンをクリックしてファイルシステムを参照し、保存先フォルダーを選択できます。

ファイルパターン

エクスポートするファイルの名称のプレフィックスまたはパターンを入力できます。 このフィールドを空白のままにしてデフォルトのファイル命名パターンを使用するか、ファイル名を入力してプレフィックスとして使用するか、または次の変数を使用して完全なパターンを入力することができます。

  • %t - プロジェクトタイトル
  • %a - アクト番号
  • %q - シーン番号
  • %s - カット番号
  • %n - オーディオトラック番号
ヒントファイルのネーミングパターンで使用される番号は、必要に応じて自動的にゼロが埋め込まれます。 %記号と可変文字の間に数字を入力して、変数が使用する文字数を決定できます。 たとえば、変数%4sの場合、カット1はカット0001として表示されます。

オプション

個別にオーディオトラックを処理する

プロジェクト内の各オーディオトラックを、別々のサウンドファイルにエクスポートします。

すべてのオーディオトラックをマージ(結合)する

エクスポートする前に、プロジェクト内のすべてのオーディオトラックを1つのサウンドトラックにミックスダウンします。

オーディオトラックを個別に処理してマージ結合

各オーディオトラックを別々のサウンドファイルにエクスポートしてから、すべてのオーディオトラックとミックスして別のファイルをエクスポートします。

サウンドをブレークしない

プロジェクトの全長にわたってオーディオトラックをエクスポートします。 オーディオトラックのマージ(結合)を選択した場合は、プロジェクト全体に対して1つのサウンドファイルがあります。 オーディオトラックを別々にエクスポートすることを選択した場合は、プロジェクトの各オーディオトラックにつき1つのサウンドファイルがあります。

サウンドをカット別にブレーク

エクスポートされた各オーディオトラックをカットに分割します。 オーディオトラックのマージ(結合)を選択した場合は、プロジェクトの各カットに1つのサウンドファイルがあります。 オーディオトラックを別々にエクスポートすることを選択した場合は、1つのオーディオトラックにつき1つのカットごとに1つのサウンドファイルがあります。

サウンドをシーン別にブレーク

エクスポートされた各オーディオトラックをシーンに分割します。 オーディオトラックのマージ(結合)を選択した場合は、プロジェクトの各シーンに1つのサウンドファイルがあります。 オーディオトラックを別々にエクスポートすることを選択した場合は、1つのオーディオトラックにつき1つのシーンごとに1つのサウンドファイルがあります。 このオプションは、プロジェクトにシーンが含まれている場合にのみ利用できます。

サウンドをアクト別にブレーク

エクスポートされた各オーディオトラックをアクトに分割します。 オーディオトラックのマージ(結合)を選択した場合は、プロジェクトの各アクトに1つのサウンドファイルがあります。 オーディオトラックを別々にエクスポートすることを選択した場合は、1つのオーディオトラックにつき1つのサウンドファイルがあります。 このオプションは、プロジェクトにアクトが含まれている場合にのみ利用できます。

サウンド設定

サンプルレート

エクスポートされるオーディオファイルの周波数を設定します。 最初に作成されたときの周波数でサウンドファイルをエクスポートすることをお勧めします。 参考までに、標準のサンプルレートは、放送とDVDの場合で48.0 kHzです。

ビット深度

サウンドファイルの各波長の精度レベルを設定します。 標準ビット深度は16ビットです。 これを8ビットに設定すると、オーディオファイルのサイズは半分になりますが、音質に大きな影響を与えます。

WindowsではQuickTime Playerがインストールされている場合を除き16ビットでのみオーディオをエクスポートできます。

チャンネル

Mono(モノ)またはStereo(ステレオ)のどちらでサウンドをエクスポートするかを選択できます。 ステレオサウンドは左右のスピーカー用に別々のトラックを使用しているため、リアルなサウンド環境をシミュレートできます。 モノは両方のスピーカーに単一のトラックを使用するため、ディスク空き容量を節約できます。

エクスポート範囲

すべて

絵コンテのオーディオ全体をエクスポートします。

選択したカット

エクスポートする特定のカットを選択できるScenes Picker(カットピッカー)ダイアログボックスを開くには、このオプションを選択してSelect(選択)をクリックします。 プロジェクトにシーンが含まれている場合、シーンごとにカットを選択することもできます。

現在のカット

現在選択しているカットのオーディオのみをエクスポートします。

エクスポート後にフォルダーを開く

Storyboard Proは、エクスポートされたオーディオファイルを含むフォルダーを自動的に開きます。