筆圧曲線のカスタマイズについて

Brush(ブラシ)、 Eraser(消しゴム)、 Pencil(鉛筆)、およびStamp(スタンプ)ツールと共に圧力感度のあるタブレットを用いる際、 Storyboard Proは描画する際にタブレットペンにかかる圧力量を考慮します。 この情報を用いて、描画ストロークの厚さを決定します。 例えば、Brush(ブラシ)ツールを用いる際に、タブレットペンを強く押すほどブラシストロークは大きくなります。その逆もしかりです。

描画ストロークの厚さを決定するために、描画ツールのMinimum Size and Maximum Size(最小サイズと最大サイズ)パラメータが用いられます。このパラメータはTool Properties(ツールプロパティ)ビューにて設定することができます。 描画ストロークの厚さは、タブレットペンにかける圧力によりこれらの2つのパラメータ間で常に変動します。

デフォルトで、描画ストロークのサイズはペンにかける圧力の大きさに直接比例します。 これはこの単純な方程式を用いて計算されます:

ストロークサイズ = 最小サイズ + (( 圧力 ÷ 最大圧力 ) × ( 最大サイズ - 最小サイズ ))

これはつまり、タブレットペンが検出できる圧力の25%をかけると、描画ストロークの厚みがツールの最小サイズおよび最大サイズの間の25%の厚みで表示されることを意味します。 同様に、タブレットペンが検出できる圧力の75%をかけると、描画ストロークの厚みがツールの最小サイズおよび最大サイズの間の間の75%の厚みで表示されます。

Storyboard Proにより、タブレットペンにかける圧力を描画ストロークへ処理する手法をカスタマイズすることができます。 Pen Pressure Feel(筆圧感)ダイアログの圧力曲線を調整することでカスタマイズすることができます。

タブレットペンをどのように持ち、使用するかにより、描画ストロークの厚さに対しより良いコントロールを得ることができます。 例えば、ペンに多くの圧力をかける傾向がある場合は、通常よりもさらに多くの圧力をかけない限りラインを薄く描くようStoryboard Proを設定するといいかもしれません。 同様に、ペンにあまり圧力をかけない傾向がある場合は、通常よりもさらに少ない圧力をかけない限り厚いラインを生成するようStoryboard Proを設定するといいでしょう。