描画ガイドについて
T-SBADV-006-001
描画ガイドとは、
Storyboard Proは、異なる種類の描画タスク用にそれぞれ設計された、さまざまな種類の描画ガイドをサポートします。 Storyboard Proの描画ガイドのほとんどは、描画スペースに水平線と消失点を追加することによって機能します。 描画ガイドを使用している間、マウスカーソルを介して点線のガイドラインが表示されます。 これらのガイド線は、水平線に対して平行または垂直であるか、あるいはガイドの消失点の1つからマウスカーソルに向かっています。 ストロークの描画を開始すると、描画ツールは、まるで定規に対して描画しているかのようにガイドの軸の1つに即座に固定されます。 オプションで、描画ツールを軸に対してロックすることなく、単なる視覚的な参照として描画ガイドを使用することができます。
Storyboard Proは、次のタイプの描画ガイドをサポートしています。
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Ruler(ルーラー)を使用すると、通常の定規のように、単純な軸を配置および回転してからその軸に沿って線を引くことができます。
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Square Grid(正方形グリッド)は、水平線に対して平行または垂直の線を引くのに役立ちます。
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Isometric Perspective(等角パース)ガイドにより、x軸/y軸/z軸の3つの軸のどれかに平行な線を引くことができます。 各軸の角度は、必要に応じてカスタマイズできます。
平行投影とも呼ばれるこのタイプの疑似パースは、実際のパース、奥行きを縮めて描く短縮化、または3Dレンダリングを使用せずに3Dオブジェクトおよび環境を描くために、しばしば2Dゲーム、コンピュータグラフィックス、および回路図で使用されます。 2Dアニメーションでは、低角度または高角度から長いパンの背景を描画するためによく使用されます。
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1-Point Perspective(1ポイントパース)ガイドは、水平線の真ん中にある単一の消失点からの線を描くのに役立ちます。 それはまた、水平線に対して平行または垂直の線を描画するのにも役立ちます。
これは、カメラに面しているように直方体構造を描くのに有用です。
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2-Point Perspective(2ポイントパース)ガイドは、カメラフィールドの外側の地平線上にある2つの消失点の1つから線を引くのに役立ちます。 水平線に対して垂直の線を描画するのにも役立ちます。
これは、特定の水平角から直方体構造を描くのに役立ちます。
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3-Point Perspective (Bird's Eye View)(3ポイントパース(下から見た図)) ガイドにより、3つの消失点のうちの1つから来る線を描くのに役立ちます。 2-Point Perspective(2ポイントパース)ガイドと同様に、2つの消失点が水平線上に配置され、x軸またはz軸のいずれかに横線を描くために使用されます。 もう1つの消失点は、水平線の下に配置され、y軸に線を引くのに役立ちます。
これは、高視点から立方体構造を描くのに便利です。
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3-Point Perspective(3ポイントパース)(下から見た図)から見た図)ガイドは、3つの消失点のうちの1つから来る線を描くのに役立ちます。 2-Point Perspective(2ポイントパース)ガイドと同様に、2つの消失点が水平線上に配置され、x軸またはz軸のいずれかに水平線を描くために使用されます。 もう1つの消失点は、水平線の上に配置され、y軸に線を引くのに役立ちます。
これは、低視点から立方体構造を描くのに便利です。
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3-Point Perspective(3ポイントパース)(水平パン)ガイドは、曲線を成す水平線で、水平方向にパノラマ背景を描くのに役立ちます。 z軸上に線を引くのに役立てるために、水平線の中央に消失点が配置され、横線の曲線を定義するために、2つの消失点がカメラフィールドの外側の水平線上に配置されます。 垂直線は水平線に対して垂直になるようにしています。
これは、水平方向にパンするように意図された背景を描画するのに便利です。 3-Point Perspective(3ポイントパース)(水平パン)ガイドで描かれた背景の上にカメラを水平にパンすると、カメラのy軸上での回転がシミュレートされます。
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3-Point Perspective(3ポイントパース)(垂直パン)ガイドは、曲線を成す垂直線で、垂直方向にパノラマ背景を描くのに役立ちます。 z軸上に線を引くのに役立てるために、水平線の中央に消失点が配置され、水平線曲線を定義するために、2つの消失点がカメラフィールドの外側の水平線の上下に配置されます。 横線は水平線に対して平行になります。
これは、垂直方向にパンするように意図された背景を描画するのに便利です。 3-Point Perspective(3ポイントパース)(垂直パン)ガイドで描かれた背景の上にカメラを垂直にパンすると、カメラのX軸上での垂直回転がシミュレートされます。
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4-Point Continuous Perspective(4ポイント連続パース) ガイドは、3 Point Perspective(3ポイントパース)(水平パン)ガイドと非常によく似ていますが、360°パノラマ背景全体を描くのに役立つように設計されている点が違います。
このガイドは5つの消失点を使います。 横線を引くとき、それは消失点の1つを越えてアーチ状になり、周囲の2つの消失点に達することによって湾曲します。 これは、左端と右端の点が同じ基点を表すことを除いて、各消失点が基点の1つを表すパース効果を生み出し、ループの背景が効果的に作成されます。 4-Point Continuous Perspective(4ポイント連続パース)ガイドで作成した背景は、水平方向にループして、Y軸上でカメラを完全に回転させるようにシミュレートすることができます。
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4-Point Perspective(4ポイントパース (垂直パン) は2-Point Perspective(2ポイントパース)ガイドとよく似ていますが、縦線が曲線である点が異なります。そのため、縦方向にパンする背景を作成するのに使用できます。 2つの消失点は、カメラフィールドの外側の水平線上にあり、x軸とz軸に線を引くのに役立ちます。2つの消失点は、カメラフィールドの上下に配置されて、縦線の曲線を定義します。
これは、直方体オブジェクトが斜めから見られるように、垂直方向にパンするように意図された背景を描画するのに便利です。
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5-Point Perspective (Fish Eye)(5ポイントパース (魚眼))ガイドにより、x軸とy軸の両方に対して曲線となるような背景を描くことができます。 水平線上の中心に1つの消失点があり、そこからz軸上に線が描かれ、また横線の曲線を定義するために水平線の先端には2つの消失点があり、更に縦線の曲線を定義するために水平線の上下には2つの消失点があります。
このガイドは、魚眼レンズスタイルの広角レンズ効果を使って背景を描画するのに使用できます。 また、さまざまな方向にパンすることを意図した背景を描画するために使用することもできます。
ガイドは以下のツールで機能するように作られています。 描画スペースが乱雑にならないよう、これらのツールのいずれかが選択されたときにのみ表示されます:
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ブラシ
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鉛筆
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線
ガイドを利用するには、ワークスペースにGuides(ガイド)ビューを追加する必要があります。 その後、利用したいガイドを
Guides(ガイド)ビューにより、いくらでもガイドを持つことができ、それぞれのガイドが調整された設定を保ちます。 Guides(ガイド)ビューにて、必要に応じて利用したいガイドを選択したり、ガイドの名称変更、削除、および順序変更をすることもでき、ガイドを様々な
- 各パネルにはそれぞれガイドリストがあり、そのリストには作成されたガイドおよびパラメータが保存されています。 そのため、特定のパネルに対しガイドを作成し、他のパネルに取り組み、その後そのパネルに戻ってきて同じガイドを再利用することができます。
- 新しくパネルを作成する際、過去のパネルからのガイドは新しいパネルのガイドリストに上書きされます。 しかし、新しいカットを作成すると、カットのガイドリストは常に空となります。
- ガイドまたはガイドリストに加えられた変更点はUndo(取り消し)コマンドで取り消すことができます。