レイヤータイプについて

T-SBFND-007-002

Storyboard Proではベクター描画レイヤー、ビットマップ描画レイヤー、3Dレイヤー、グループの4種類のレイヤーをサポートしています。

  • ベクターレイヤー: ベクター描画はアートワークのシェイプの輪郭を構成する点と曲線、およびこれらのシェイプを塗りつぶすカラーまたはテクスチャーでできています。 そのためベクターレイヤーのアートワークを拡大およびズームインしても、テクスチャーが含まれる場合を除き品質が損なわれることはありません。
  • ベクターレイヤーに描画する場合、各描画ストロークと鉛筆線は個別に操作可能な別オブジェクトです。 全体に描画ストロークが適用された場合でも、単一の描画ストロークを選択して自由に移動させたりトランスフォームしたりできます。 さらに描画ストロークは点と曲線でできているためシェイプの編集が可能で、容易にアートワークを修正・変更できます。

  • ビットマップレイヤー: ビットマップ描画はそれぞれが単色の小さな点であるピクセルのグリッドでできています。 ビットマップ描画ツールを使用して単一のフラットなキャンバスにブラシストロークを塗り、必要であればピクセル単位でアートワークを調整できます。
  • ビットマップレイヤーに描画する場合、各ストロークはキャンバスに合成されるため、常にペイントまたは削除のみが可能な単一の描画として維持されます。ただしそれにより個別の部分の調整はできません。

    ビットマップアートワークでは画像品質を損なわずに済む画素密度の許容範囲内でのみ拡大やズームインが可能です。 デフォルトではビットマップアートワークの画素密度は100%で、これはズームインや拡大を行わずにアートワークを表示するためのぎりぎりの数値です。それ以外の場合にはStoryboard Proによってアートワーク内に新しいピクセルが生成される必要があり、アートワークがぼやけたりピクセル化したりする可能性が高くなります。

    そのためビットマップレイヤーで描画を開始する前に、ズームインや拡大が必要になるかどうかに応じてビットマップアートワークに必要なピクセル密度を設定するとよいでしょう。を参照。ビットマップレイヤーの解像度の設定を参照。

  • 3Dレイヤー: ライブラリーに3Dモデルをインポートする場合、パネルに追加することで3Dレイヤーにモデルが保存されます。 その後描画レイヤーと同じように3Dモデルを操作・アニメートできます。
  • グループ: グループにはあらゆるタイプのレイヤーを複数含めることができます。 レイヤーをトランスフォームおよびアニメートするのと同じように、グループもトランスフォームおよびアニメートできます。 グループに適用したXシートビューおよびアニメーションは、同時にグループ内のすべてのレイヤーに影響します。レイヤーをグループ化するを参照。

Stage(ステージ)ビューまたはCamera(カメラ)ビューのLayer(レイヤー)パネルで、レイヤーは、左端の小さなカラーバーを参照することにより、その種類によってすばやく識別できます。