シーンとパネルの追加方法

絵コンテの基本構造はシーンによって作り上げられています。各シーンは1つまたは複数のパネルからなります。 パネルは台本のアクションを表現する描画です。 絵コンテのパネルとシーンは左から右に時系列で並べられます。

アニメーションプロジェクトでは通常レイアウトの変更が必要になるたびに新しいシーンを作成する必要があります。 つまり、例えば、カメラアングルの変更によって異なる背景の描画または描写の使用が必要になるたびに、そして台本でアクションが異なる設定に移るたびに、絵コンテで新規シーンを作成する必要があるのです。

台本で必要な各シーンのためにシーンを追加し、視覚的に表現する必要がある各シーンの各アクションのためにパネルを追加することで、絵コンテの基本構造を作成することができます。

メモ

実写用語ではこのようなシーンの定義は実際にはカットと呼ばれます。 実写におけるシーンは実際は同じ設定で起きるカットのシーケンスを指します。

実写映画向けの絵コンテに取り組んでいる場合、Preferences(環境設定)ダイアログのGeneral(一般)タブで実写用語スタイルオプションを選択すれば、Storyboard Proで実写用語を使用できます。 一貫性を保つためにこのガイドでは主にアニメーション用語を使用しています。

シーンを作成する

新規プロジェクトには1つのシーンが含まれ、その中に1つのパネルが用意されています。 新しいシーンを作成すると、必ず中に1つパネルがある状態で自動的に作成されます。

各シーンには番号が割り当てられます。 プロジェクトの最後にシーンを作成すると、最終シーン番号の直後の番号がStoryboard Proによって自動的に割り当てられます。 2つの既存シーンの間にシーンを挿入しようとすると、新しいシーンにどんな名前を付けるか、また、その後のシーンのシーン番号を付け直すどうか指定するよう促されます。

パネルを作成する

パネルはシーンのアクションを視覚的に表現するために使用されます。 パネルをシーンに必要なだけ追加して、シーンの各アクションを明確に描写するべきです。

シーケンスを作成する

シーケンスは、シーンをまとめてグループ化する手法です。 シーケンスの使用は任意ですが、絵コンテの整理に役立ちます。 例えば、シーケンスを使用して、同じ設定の一部であるシーンをまとめてグループ化できます。

デフォルトでは絵コンテの作成開始時にシーケンスの一部となっているシーンはありません。 次の2つの手法のどちらかで、プロジェクトでシーケンスを使用することができます。

  • 最初のシーケンスの一部となるすべてのシーンを作成した後、New Sequence(新規シーケンス)コマンドを使用して次のシーンを作成します。 すでにプロジェクトに含まれているすべてのシーンがプロジェクトの第1シーケンスにまとめてグループ化され、第2シーケンスのスタートとなる新規シーンがプロジェクトの最後に追加されます。
  • それ以降は別のシーケンスをスタートさせるシーンの作成が必要になった場合に、いつでもNew Sequence(新規シーケンス)コマンドを使用できます。

  • プロジェクトに必要なすべてのシーンを作成した後で、絵コンテをシーケンスに分割できます。同じシーケンスの一部となるシーンを選択し、新規シーケンスにまとめてグループ化します。すべてのシーンが適切なシーケンスに収まるまで、このプロセスを繰り返します。
メモ実写用語では、シーケンスはシーンと言いますが、アニメーション用語でのシーンはカットと言います。

パネルを再整列する

パネルを再整列するにはパネルの左上隅にあるドラッグ&ドロップハンドルをクリックし、そのパネルを移動させる2つのパネルの間にドラッグします。 2つのパネルの間、マウスカーソルの近くに赤い線が表示されます。これはパネルの移動先を示しています。

ヒント

複数のパネルをまとめて移動させる場合、パネルをまとめて選択し、選択範囲内にある任意のパネルのドラッグ&ドロップハンドルをクリック&ドラッグします。 Thumbnails(サムネール)ビューで複数のパネルを選択するには次のいずれかを行います。

  • Thumbnails(サムネール)ビューで選択するすべてのパネルの周りに長方形を描きます。
  • Shiftを押しながら選択範囲に追加する最初のパネルをクリックし、次に、選択範囲に追加する最後のパネルをクリックします。 その間にあるパネルもすべて選択されます。
  • Ctrl (Windows)または⌘ (macOS)を押しながら選択範囲に追加する各パネルをクリックします。

2つのシーンの間にあるスペースにパネルを移動させる場合、このスペースの前または後のシーンにパネルを付け加えるか独自の新規シーンにドロップするか選べます。 シーンの移動先はドロップする場所がどちらのシーンにどれくらい近いかで決まります。 2つのシーンの間に表示される赤い線により、ドロップされるスペースの前または後のシーンにパネルが付け加えられるのか独自の新規シーンに移動するのかが示されます。