アニマティックの作成方法

アニマティックは絵コンテ作成プロセスの次なるステップです。サウンド、カメラ動作、アニメーション、シーントランジションの追加を行います。Storyboard Proには、絵コンテをサウンドと同期し、カメラとレイヤーの動作やトランジションを追加して、最終的なビデオ形式にエクスポートするためのツールがすべて揃っています。

Timeline(タイムライン)ビューについて

Timeline(タイムライン)ビューでシーンのビジュアルおよびサウンドのタイミングを整理します。サウンドトラックにインポートしたオーディオファイルの編集のほかに、サウンドトラックレイヤーの追加を行えます。さらに、トランジションを追加したり、選択したパネルや絵コンテ全体のプレイバックをこのビューからコントロールしたりできます。

1 現在のタイムコード(再生位置)はTimeline(タイムライン)ビューの左上端に表示されます。プロジェクトの合計の尺は現在のタイムコードに表示されます。
2 異なるアクトの名前と開始は、Timeline(タイムライン)ビュー上部の小さな旗によって示されます。

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シーケンスは青いバーとして表示されます。

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シーンはパネル上部と下部のグレーのフレームによって表されます。

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各パネルにはサムネールが表示されます。

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カメラ動作はカメラトラックの黒いバーとして、キーフレームは青いダイヤモンドとして表示されます(選択時)。

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オーディオブロックはシーンの下に表示されます。

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現在のシーケンス、シーン、パネルの名前はパネル行の最初に表示されます。

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トランジションはシーン間の青い長方形として表示されます。

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レイヤー動作はレイヤートラックの黒いバーとして、キーフレームは青いダイヤモンドとして表示されます(選択時)。

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サウンドトラックの名前とMute(ミュート)およびLock(ロック)アイコンは、オーディオ行の最初に表示されます。

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サウンドオプションはオーディオの操作に使用できます。

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Zoom(ズーム)ツールによって、Timeline(タイムライン)ビューでフレームの幅を広げたり狭めたりできます。

パネルの尺を設定する

パネルの尺を正確に設定するにはパネルビューを使用します。選択したパネルの正確なタイムコード情報が表示されます。

レイヤーをアニメーション化する

デフォルトではレイヤーはアニメーション化されません。レイヤーをアニメーション化するにはまず希望の位置にキーフレームを設定します。次にトランスフォームツールを使用してレイヤーを移動し、アニメーションに必要なだけキーフレームを設定できます。その後Timeline(タイムライン)ビューのレイヤートラック制御を使用してキーフレームとタイミングを編集できます。

カメラをアニメーション化する

シーンにアニメーション化されたカメラを作成するには、少なくとも2つのキーフレームが必要です。動かしたい場合は、カメラの位置を変更する前にキーフレームを作成します。

サウンドを追加する

プロジェクトに新規オーディオトラックを追加できます。Timeline(タイムライン)ビューで作業する必要があります。

Sound(サウンド)ツールバーでNew AudioTrack(新規オーディオトラック)ボタンをクリックします。
新規オーディオトラックを追加後、サウンドをインポートできます。

サウンドクリップをインポートする

できますサウンドクリップ(.wav、.aif、.aiff、.mp3)を最初のフレームまたは現在のフレームのオーディオトラックにインポートできます。プロジェクト内にサウンドクリップが存在しない場合、Storyboard Proによって、現在の場所から絵コンテプロジェクトフォルダー内のオーディオフォルダーに、ファイルがコピーされます。Timeline(タイムライン)ビューで作業する必要があります。圧縮ファイル形式であるMP3は長いシーケンスにはお勧めできません。長いシーケンスの作業で最適な結果を得るには、.wavまたは.aifサウンドファイルを使用します。

トランジションを作成する

シーン間にトランジションを追加することで、効果的にストーリーを進めることができます。