描画をフラット化する
T-SBFND-002-013
Storyboard Pro で、ベクターレイヤー内部のストロークは独立しています。特定のストロークを選択し、その位置、拡大縮小率、回転、傾き、色などをいつでも好きなときに編集できます。ただし、この柔軟性によって、特に描画に多くのストロークがある場合(スケッチ時によくある)、使用されるメモリとリソースの量が増加します。
すべての描画を同時にフラット化できます。ただし、描画時に特定の描画を意識的にフラット化したり、さらには描画後にそれらを選択したりすることで、部分的な柔軟性を維持しながら必要なファイルサイズとリソースを最小限に抑えることができます。同じレイヤー上の重なっている領域を使用して同じ色のすべてのストロークを取り、それらをフラット化してベクター輪郭を持つ単一の描画を作成できます。
同色の鉛筆線はまとめてフラット化できます。線に複数の色が使用されている場合は、複数の線セットが作成されます。鉛筆線のサイズはフラット化に影響しません。
Tools(ツール)メニューにFlatten(フラット化)オプションを使用するとき、Storyboard Pro は自動的にすべてのテクスチャーを切り取り、目に見えないテクスチャー領域を削除することによって描画サイズを縮小します。
描画に伴ってストロークをフラット化する手法
- Tools(ツール)ツールバーから、Brush(ブラシ) ツールを選択します。
- Tool Properties(ツールプロパティ)ビューでAuto-Flatten(自動フラット化)ボタンをクリックします。
- Stage(ステージ)ビューで最初の描画をスケッチします。
ストロークは自動的にフラット化されます。
既存の描画をフラット化する手法
- Tools(ツール)ツールバーから、Select(選択) ツールを選択します。
- Stage(ステージ)ビューでストロークのグループを選択します。
- ストロークのグループを選択しない場合、レイヤー全体がフラット化されます。
- 複数のレイヤーを選択できるので、それらは個別にフラット化されます。
- Tools(ツール) > Flatten(フラット化)を選択するか、または Alt + Shift + Fを押します。