プレーンベクター対テクスチャーブラシ
T-SBFND-002-011
レイヤー上に描画するとき、Brush(ブラシ)ツールで作成したすべてのストロークはベクターエレメントになります。ブラシには2種類あります。
- プレーンブラシ: デフォルトで、Brush(ブラシ)ツールは、カラーまたはグラデーションで塗りつぶされたベクターストロークを作成します。ベクターストロークは非常に微量のメモリしか使用しない上に、画素情報をいっさい含まず数学関数のみを含むため、素早く使用することができます。
- テクスチャーブラシ: このタイプのブラシもストロークにベクター輪郭を作成しますが、ビットマップテクスチャーで塗りつぶされます。これらのテクスチャーを使用すると、クレヨンやエアブラシを使用して描画した線のような自然に見えるブラシストロークで描画を作成できます。
ベクターストローク内にマップされたビットマップ画像を使用しているため、テクスチャーブラシは色で塗りつぶされたブラシストロークよりもはるかに多くのメモリと処理時間を要します。したがって、ファイルサイズを小さくして描画速度を速くしたい場合は、カットを描画するのに通常のブラシのみを使用します。テクスチャーブラシの使用を選択した場合は、テクスチャーブラシに適切なサイズのビットマップを使用することが重要です。
注ベクターレイヤーの代わりにビットマップレイヤーを使用すると、個々のベクターストロークは作成されません。代わりに、個々の画素が配置され、各画素のRGBAに関する情報が記録されます。このため、たくさんのシェーディング、またはさまざまなテクスチャや色を扱うとき、実際にはビットマップレイヤーのほうがベクターレイヤー上でのテクスチャーブラシよりも効率的です。描画について を参照。