全般環境設定

スクリプトとパネルの編集に関する環境設定は、主にGeneral(全般)タブにまとめられています。

パラメータ 説明

全般

アクトを有効化

新しいアクトを開始し、Timeline(タイムライン)ビューに表示されている選択済みのアクトと結合します。

Storyboard Pro では、カットおよびアクト内でパネルを整理することができます。デフォルトでは、すべてのスクリプトに関連するわけではないため、アクトは利用できません。アクトに分割されるストーリーがある場合、このオプションを選択してこれらのセクションを表示および操作してください絵コンテの構造についてを参照してください。

名称変更ダイアログを自動で表示

カットを移動すると、Rename Scene(カットの名称を変更)ダイアログボックスが開き、カットの名称を変更するように指示されます。このオプションはデフォルトで有効になっています。このオプションの選択を外すと、既存のカットは元の名称を保持し、Rename Scene(カットの名称を変更)ダイアログボックスを開かずに新規カットが自動的にネーミングされます。絵コンテの構造についてを参照してください。

オーディオトラック削除時に警告

オーディオトラックを削除しようとしたときに確認のプロンプトを表示します。

マウス入力に焦点

Storyboard Pro では、一部のキーボードショートカット、メニュー、またはツールバーボタンは、ワークスペース内の特定のビューを対象としています。特定のビューでキーボードのショートカットやその他の機能を使用するには、このビューがフォーカスされていなければなりません。例えば、Centre on Selection(選択範囲の中央)ショートカットは、どちらにフォーカスされているかによりTimeline(タイムライン)またはCamera(カメラ)ビュー内で選択されたエレメントを見つけます。Storyboard Pro は、現在フォーカスされているビューの周囲に赤い四角形を描画します。

デフォルトでは、あるビューにフォーカスを設定するには、そのタブまたはビュー自体の内部にあるものをクリックする必要があります。Focus on Mouse Enter(マウス入力に焦点)環境設定では、Harmonyは自動的にマウスオーバーされているビューにフォーカスし、ビューのフォーカスを切り替えて キーボードショートカットを使用するようになります。

トップメニュー内の一部の項目は、フォーカスされているビューに固有の機能を持つものもありますが、マウスカーソルをトップメニューに移動させると、誤ったビューがフォーカスされたままになることがあります。この問題を避けるには、キーボードショートカット、コンテキスト(右クリック)メニュー、および一部のビューでは左上隅にあるメニューボタンから利用できるビューメニューに習熟する必要があるかもしれません。

トランジションを追加するときにプロジェクト長を
保持

デフォルトでは、トランジションを追加するときにカットの長さは調整されません。トランジションは現在のカットの再生が終了する前に次のカットの再生を開始させるため、結果としてプロジェクトがトランジションの長さだけ短くなることになります。

このオプションを有効にすると、トランジションが追加されたときに、トランジションによって結合されている両方のカットは、トランジションの半分の長さだけ延長されます。その結果、プロジェクトは同じ長さのままになり、以降のすべてのカットは以前と同じ時間に開始されます。

取り消しレベル(再起動が必要)

取り消しリストに保持されるアクションの数を決定します。デフォルトではリストに50個のアクションが保存されます。必要なら数値を変更可能です。

新しいシーケンスを自動的に作成する

デフォルトでは、新しい絵コンテプロジェクトはシーンなしで作成されます。このオプションを選択することで、新規プロジェクトがシーンと共に自動的に作成されます絵コンテの構造についてを参照してください。

ワークスペースを自動
保存

ビューやツールバーの追加、移動、削除など、ワークスペースに何らかの変更が加えられると、その変更は自動的に現在のワークスペースに保存されます。

このオプションを有効にすると、トップメニューからWindows > Workspace(ワークスペース) > Save Workspace(ワークスペースの保存)を選択することでマニュアルでワークスペースを保存することができます。

ライブラリにサムネールを自動生成

Library(ライブラリ)ビュー内にサムネールを自動的に生成するかどうかを決定できます。このオプションはデフォルトで有効になっています。

パネル用自動一般サムネール

パネル用にサムネールを自動的に生成するかどうかを決定できます。

自動追跡モードでのキャプションの変更を無視
する

Auto Tracking Mode(自動追跡モード)を有効にすると、パネルに何かしら変更を加えることで、そのパネルに対する変更の追跡が行われるようになります。このオプションを有効にすると、そのパネルに対する変更の追跡を自動的に有効にしなくても、パネルのキャプションを変更することができます。パネルやそのコンテンツに対してその他のいかなる変更があっても、依然としてパネルの変更は追跡されます。

用語スタイル

ライブアクション

ライブアクション用語を Storyboard Pro ユーザーインターフェースで用います。用語にはact(アクト)scene(カット)shot(CUT/カット) および panel(パネル)などがあります。

アニメーション

アニメーション用語を Storyboard Pro ユーザーインターフェースで用います。用語にはact(アクト)sequence(シーン)scene(カット)および panel(パネル)などがあります。

日本語では両方の製作スタイルに対する用語が同一であるため、Storyboard Pro を日本語で使用する際はこのオプションを変更できません。

カット

(現在のカットを分割)コマンドの実行時にカットを分割

デフォルトでは、このオプションは無効になっています。このことは、Storyboard(絵コンテ)> Split Current Scene(現在のカットを分割)コマンドを使用したときに、現在のカットが選択したパネルの前で2つに分割されることを意味します。有効になっていると、カットは3つに分割され、選択したパネルが中央になるように区分けされます。複数のパネルを選択し、Split Current Scene(現在のカットを分割)コマンドを用いると、選択された各パネルが別々のカットに分割されます絵コンテの構造についてを参照してください。

ログファイルでカット名を追跡

ログファイル内のカット/CUT/カット名を追跡します。

レイヤー

グローバルレイヤーナビゲーションを有効化

パネル間の移動時にレイヤー選択を保持します。

ブラシプリセットレイヤー選択ロックを有効化

レイヤー選択を、選択したブラシプリセットで指定されているレイヤーに保持します。

プロジェクトを最適化

最大テクスチャー解像度

Optimize Project(プロジェクトの最適化)ダイアログボックスのReduce Texture(テクスチャーを縮小)オプションを使ったときにテクスチャーが縮小される解像度。値はフィールドあたりのドット数(dpf)です。

使われていないエレメントを削除して閉じる

閉じる際に、プロジェクトの使われていないエレメントを削除します。

3D機能

3D機能を有効化(再起動が必要)

デフォルトでは新規作成のカットは2Dモードに設定されるため、数カット以上にわたって2Dで作業する場合、プロジェクトに不要な機能の負荷がかかることはありません。カットは3Dに変換できるため、3Dスペースで2Dおよび3Dレイヤーを移動、回転することができます。つまり、カットに3Dオブジェクトが一切ない場合でも、Z軸に沿って2Dオブジェクトを移動してマルチプレーン効果を生み出すことができます。3Dカットでも、Camera(カメラ)ツールを使用して3Dスペースでカメラを移動できます。