macOS上のQuickTime Moviesに対するムービー設定
macOS上で、 Storyboard Pro によりmacOSで既にインストールされているApple AVFoundationを用いてQuickTime Movieファイル(.mov)をエクスポートすることができます。
Windowsと反対に、 Storyboard Pro は自身のユーザーインターフェースを用いて macOS上のQuickTime Movieに対する圧縮設定を行うことができます。このインターフェースを用い、H.264、 Apple ProRes 422 または Apple ProRes 4444 ビデオコーデックを用いたムービーのエクスポートが可能です。
macOS上のQuickTime Moviesに対するビデオおよびサウンドの設定手法
- Movie Options(ムービーオプション)ダイアログに進みます—ムービーをエクスポートするを参照してください。
- Movie Options(ムービーオプション)ダイアログボックスにて、Codec(コーデック)ドロップダウンをクリックし、次のビデオ圧縮コーデックのいずれかを選択します:
注使用可能なコーデックのリストは、使用されている macOS のバージョンによって異なります。
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H.264 Legacy: 一般にウェブブラウザおよびメディアプレイヤーが対応している非常に効果的なロッシー圧縮アルゴリズムです。
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H.265 Legacy: H.264と同じ圧縮品質ですが、圧縮サイズが小さくなっています。これは、Web やモバイルデバイス向けのビデオに便利です。すべての主要なブラウザまたはオペレーティングシステムでサポートされているわけではありません。
- Apple ProRes 422 Legacy: Appleシステムでのビデオ編集に主に用いられるほぼロスレスな圧縮アルゴリズムです。このコーデックはビデオの画質を保つために最適化されますが、公開またはストリーミング用ではありません。
- Apple ProRes 422 HQ Legacy: Apple ProRes 4444と同じ高レベルでの画質を維持しますが、4:2:2の画像ソース(グリーンスクリーニングなどのよりクリーンな映像)の視覚的品質を維持します。リアルタイムの編集パフォーマンスは、Apple ProRes 422よりも重くなっています。
- Apple ProRes 422 LT Legacy: Apple ProRes 422よりも高度に圧縮されたコーデックで、データレートは約70%、ファイルサイズが30%小さくなっています。このコーデックは、ストレージ容量とデータレートが限られている環境に最適です。
- Apple ProRes 422 Proxy Legacy: Apple ProRes 422 LTよりもさらに高度に圧縮されたコーデックで、データレートは低いがフル解像度のビデオを必要とするオフラインワークフローでの使用を目的としています。
- Apple ProRes 4444 Legacy: Appleシステムでのビデオ編集に主に用いられるほぼロスレスな圧縮アルゴリズムです。Apple ProRes 422と比べて、このコーデックはより詳細な色彩を保ち、透明度に対応します。しかし、その代わりにファイルサイズは重くなってしまいます。
- 透明度のあるビデオをエクスポートする場合はAlpha(アルファ)オプションをオンにします。
注このオプションは、Apple ProRes 4444 コーデックを使用してエクスポートする場合のみ使用できます。その他のコーデックでは、透明性はサポートしていません。
- ムービーファイルにオーディオトラックを付けたい場合は、Sound(サウンド)チェックボックスが選択されていることを確認します。
- Rate(レート)ドロップダウンにて、ムービーのオーディオトラックに対し希望するサンプルレートを選択します。サンプルレートが高いほど、質が良くなります。
注Storyboard Pro は22.050 kHzより高いサンプルレートでオーディオをエクスポートできません。より高いサンプルレートを選択すると、プロジェクトのオーディオがアンサンプルされ、質は向上せずにより多くのディスクスペースを取ることになります。
- Use(使用)の右側にて、オーディオをMono(モノ) と Stereo(ステレオ)のどちらのチャンネルモードを用いてエクスポートするのかを選択します。
注Stereo(ステレオ)サウンドには左右のスピーカーに別々のトラックがありますが、Mono(モノ)サウンドには全てのスピーカーに対し単一のオーディオしかありません。
- OKをクリックします。