Script Editor(スクリプトエディター)ビュー

Scripting(スクリプティング)ビューでは、スクリプトを編集し、 Storyboard Pro で直接アプリケーションから実行することができます。利用可能なスクリプトのリストが表示され、そこから既存のスクリプトを選択、編集、テスト、および保存できます。スクリプトエディタ は、読みやすいようにスクリプトの構文をハイライトします。

Storyboard Pro でのスクリプティングに関する詳細は、スクリプティングガイドを参照してください。

パラメータ 説明
スクリプトエディタメニュー このビューのメニューに関しては、 Script Editor(スクリプトエディター)メニューを参照してください。
スクリプトエディタツールバー このビューのツールバー-参照 Script Editor(スクリプトエディター)ツールバー

スクリプトリスト

利用可能なスクリプトファイルとその場所のリスト、およびその保存先と読み書きの環境設定このリストの中で、スクリプトを選択すると、それがエディタで開きます。

リストの一番上にある<< サンドボックス >>項目は、実際のスクリプトファイルには対応しません。コードを入力してテストするための一時的なコンテナであるため、その内容は保存できません。

ファイルのリストには3つの欄があります: File(ファイル)Location(保存先)Permissions(環境設定)です。

  • File(ファイル)の欄は各スクリプトのファイル名を示します。

    リストの一番上にある<< サンドボックス >>項目は、実際のスクリプトファイルには対応しません。コードを入力してテストするための一時的なコンテナであるため、その内容は保存できません。
  • スクリプトのLocation(保存先)は以下のうちのいずれかになります。

    • Application Folder(アプリケーションフォルダー): Storyboard Pro と共にパッケージされ、インストールされているスクリプトデフォルトで、スクリプトを選択してMake Editable(編集可能にする)をクリックするまで、これらのスクリプトを編集することはできません。この時点で、スクリプトを編集することのできる場所にコピーするよう指示されます。

      Application Resources(アプリケーションリソース)フォルダにあるスクリプトは以下の場所に保存されています。

      • Windows : C:\Program Files (x86)\Toon Boom Animation\Toon Boom Storyboard Pro 24\resources\scripts
      • macOS : /Applications/Toon Boom Storyboard Pro 24/Storyboard Pro 24.app/Contents/tba/resources/scripts
    • ユーザー: ユーザー環境設定に保存されているスクリプト。それらのスクリプトは、同じユーザーとしてログインするという条件で、どのカットからでも編集し実行することができます。

      User(ユーザー)フォルダーのスクリプトは、次の場所にあります。

      • Windows : C:\Users\[username]\AppData\Roaming\Toon Boom Animation\Toon Boom Storyboard Pro \2400-scripts
      • macOS : /Users/[username]/Library/Preferences/Toon Boom Animation/Toon Boom Storyboard Pro /2400-scripts
    • カット: 現在開いているカットのスクリプトサブフォルダーのスクリプト。これらのスクリプトは、現在のカットが開かれているときにのみ編集および実施が可能です。

    • システム変数: TOONBOOM_GLOBAL_SCRIPT_LOCATION環境変数に設定されているディレクトリ内のスクリプト。これらのスクリプトはワークステーションの誰もが編集、実行できるものです。

    同じファイル名を持つスクリプトが異なる場所に複数存在する場合、Storyboard Pro は、これらのスクリプトのうちの1つを優先します。優先されるスクリプトとは、スクリプトエディタに一覧表示されているもの、およびツールバーボタンに関連付けられている場合に実行されるものです。

    どのスクリプトを優先するかは、スクリプトの場所の優先順位によって決まります。優先度の最高のものから最低のものへと、順序は次のようになります。

    User(ユーザー) > Scene(カット) > System Variable(システム変数) > Application Resources(アプリケーションリソース)

    このルールの例外は、カットフォルダおよび環境設定の両方に同じ名前のスクリプトが存在する場合です。この場合、スクリプトの両バージョンがリストに記載されることになり、両方を編集することができます。

  • スクリプトのPermissions(環境設定) は以下のうちのいずれかになります。

    • 読み取り専用: スクリプトエディタでスクリプトを編集したり、その変更を保存することはできません。

      注意事項
      • スクリプトの保存先がApplication Resources(アプリケーションリソース)フォルダである場合、Storyboard Pro と共にパッケージされているスクリプトに変更ができないよう、常に読み取り専用となっています。しかし、スクリプトエディタの下部にあるMake Editable(編集可能にする)ボタンを押し、環境設定フォルダにスクリプトのコピーを作ることで、このコピーに変更を加えることができるようになります。
      • スクリプトがその他の場所に保存されていて、読み取り専用になっている場合、ネットワーク管理者がそのスクリプトを作成したか、望まれない変更が加えられることを避けるためにスクリプトが含まれるフォルダが読み取り専用になっている可能性があります。
    • 読み書き: スクリプトをスクリプトエディタで編集し、変更を保存することができます。

エディタ

選択したスクリプトを編集できるテキストフィールド。

選択したスクリプトがApplication Resources(アプリケーションリソース)フォルダに保存されている場合、Make Editable(編集可能にする)ボタンをクリックするまで編集することはできません。

検索ツールバー

キーワードを入力して、スクリプト内でこのキーワードを検索できます。キーワードの次のインスタンスに進むには Next(次へ)ボタンを、前のインスタンスに移動するには Previous(戻る)ボタンを使用できます。

キャンセル まだ保存していないスクリプトに変更を加えると、それらの変更は破棄され、保存されたバージョンが再ロードされます。
デフォルトに復元する

選択したスクリプトがStoryboard Pro と共にパッケージされており、変更を加えるためにユーザーフォルダ、カットフォルダ、ジョブ、環境またはグローバルフォルダにコピーした場合、このボタンをクリックしてコピーを削除し、代わりにStoryboard Pro と共にパッケージされたオリジナル版を継続して使用することができます。

重要これによって、スクリプトのバージョンおよびそれに対して加えた変更は永久に削除されます。

検証

スクリプトに構文エラーがないことを検証します。

編集可能にする

現在選択されているスクリプトがApplication Resources(アプリケーションリソース)フォルダーにある場合、それを編集することはできません。このボタンをクリックすることにより、スクリプトを編集可能な場所にコピーできます。

このボタンをクリックすると、これらのその保存先にコピーするかどうかを選択するよう促されます。

  • User(ユーザー):ユーザー設定ディレクトリ内のディレクトリにスクリプトを保存します。同じユーザーとしてログインしていれば、どのカットからでもスクリプトを編集および実行することができます。

  • Scene(カット): スクリプトを プロジェクトのスクリプトサブフォルダーに保存します。この特定のプロジェクトで作業する際は誰でもスクリプトを編集および実行することができます。
  • System Variable(システム変数): スクリプトをTOONBOOM_GLOBAL_SCRIPT_LOCATION 環境変数内のディレクトリに保存します。このオプションを使用できるのは、この環境変数が設定されている場合に限ります。

スクリプトがApplication Resources (アプリケーションリソース)以外の場所に保存されており、読み取り専用になっている場合、このオプションはグレー表示となります。

保存

スクリプトに加えた変更を保存します。

Make Editable(編集可能にする)ボタンを使用してスクリプトを編集可能な場所にコピーした後は、このボタンがMake Editable(編集可能にする)ボタンに取って代わります。