QuickTime ProRes Movieのムービー設定の構成
Storyboard Pro では、QuickTime ProRes Movieファイル(.mov)をエクスポートすることができます。
Storyboard Pro では、Movie Options(ムービーオプション)ダイアログで、QuickTime Movieに対する圧縮設定を行うことができます。ここでは、Apple ProRes 422 または Apple ProRes 4444 ビデオコーデックを用いたムービーのエクスポートが可能です。
注Apple ProRes 442および4444コーデックは、書き出しフォーマットとしてWindows、Linux、MacOSで利用できます。

- Movie Options(ムービーオプション)ダイアログに進みます—ムービーをエクスポートするを参照してください。
- Movie Options(ムービーオプション)ダイアログボックスにて、Codec(コーデック)ドロップダウンをクリックし、次のビデオ圧縮コーデックのいずれかを選択します:
- Apple ProRes 422: Appleシステムでのビデオ編集に主に用いられるほぼロスレスな圧縮アルゴリズムです。このコーデックはビデオの画質を保つために最適化されますが、公開またはストリーミング用ではありません。
- Apple ProRes 422 HQ: Apple ProRes 4444と同じ高レベルでの画質を維持しますが、4:2:2の画像ソース(グリーンスクリーニングなどのよりクリーンな映像)の視覚的品質を維持します。リアルタイムの編集パフォーマンスは、Apple ProRes 422よりも重くなっています。
- Apple ProRes 422 LT: Apple ProRes 422よりも高度に圧縮されたコーデックで、データレートは約70%、ファイルサイズが30%小さくなっています。このコーデックは、ストレージ容量とデータレートが限られている環境に最適です。
- Apple ProRes 422 Proxy: Apple ProRes 422 LTよりもさらに高度に圧縮されたコーデックで、データレートは低いがフル解像度のビデオを必要とするオフラインワークフローでの使用を目的としています。
- Apple ProRes 4444: Appleシステムでのビデオ編集に主に用いられるほぼロスレスな圧縮アルゴリズムです。Apple ProRes 422と比べて、このコーデックはより詳細な色彩を保ち、透明度に対応します。しかし、その代わりにファイルサイズは重くなってしまいます。
- Apple ProRes 4444 XQ: Apple ProResの最高品質版です。4:4:4:4イメージソースの高ダイナミックレンジ画像の細部を再現し、より広いダイナミックレンジを維持します。ターゲットデータレートは約500Mbpsです。
- 透明度のあるビデオをエクスポートする場合は、Export to MovieダイアログのTransparent Background(透明な背景)オプションを選択します。
- ムービーファイルにオーディオトラックを付けたい場合は、Audio(オーディオ)チェックボックスが選択されていることを確認します。
- Rate(レート)ドロップダウンにて、ムービーのオーディオトラックに対し希望するサンプルレートを選択します。サンプルレートが高いほど、質が良くなります。
- オーディオをMono(モノ) と Stereo(ステレオ)のどちらのチャンネルモードを用いてエクスポートするのかを選択します。
- OKをクリックします。
注使用可能なコーデックのリストは、使用されている macOS のバージョンによって異なります。
注ProRes 4444 XQはMacOS Catalina (10.15)以前ではサポートされていません。
注このオプションは、Apple ProRes 4444 および Apple ProRes 4444 XQ コーデックを使用してエクスポートする場合のみ使用できます。その他のコーデックでは、透明性はサポートしていません。
注Storyboard Pro は22.050 kHzより高いサンプルレートでオーディオをエクスポートできません。より高いサンプルレートを選択すると、プロジェクトのオーディオがアンサンプルされ、質は向上せずにより多くのディスクスペースを取ることになります。
注Stereo(ステレオ)サウンドには左右のスピーカーに別々のトラックがありますが、Mono(モノ)サウンドには全てのスピーカーに対し単一のオーディオしかありません。