描画ツール安定機能を用いる

Pen Settings（ペン設定）ツールバーを用いてペンを有効にし、ペンの安定性を設定することができます。自分に合った設定を見つけ、安定機能を用いて描画するのに慣れるには、試行錯誤を繰り返す必要があるかもしれません。

注Pen Settings（ペン設定）ツールバーに関する詳細は Pen Settings（ペン設定）ツールバー。
  1. 次のいずれかを行い、Pen Settings（ペン設定）ツールバーをワークスペースに追加します：
    • トップメニューにて、Windows > Toolbars（ツールバー） > Pen Settings（ペン設定）を選択します。
    • 既存のツールバー上で右クリックし、コンテキストメニューにてPen Settings（ペン設定）を選択します。

  1. ツールバーの左のドロップダウンにて、以下のPen Stabilizer（ペンの安定機能）モードのいずれかを選択します：

    • Average（平均）：Storyboard Pro 実際の描画ストロークの終わりと、マウスのカーソルまたはペンの現在の位置の間におけるマウスまたはペンの全ての動きの平均的な方向を計算し、その平均的な方向におけるストロークを延長させ、効果的にジッターを均一化し、鋭角な角を丸くします。

    • Pulled String（プルドストリング）： ストロークの描画を開始すると、 Storyboard Pro が描画ツールをストロークの開始地点に配置します。マウスまたはタブレットペンを動かす際、描画ツールはその位置に留まりますが、「紐」が現れ、描画ツールとマウスのカーソルまたはペン先を結びつけます。

      この紐には所定の最大長があります。その長さに達すると、紐がマウスカーソルまたはタブレットペンの方向へと描画ツールを引っ張ります。

  2. ドロップダウンのすぐ右にあるフィールドにて、利用したい安定機能の距離を選びます。0から100までの数値を入力することができます。テキストフィールドの右にある左右のボタンをクリック＆ドラッグすることで数値を調整することができます。

    注意事項
    • これにより、マウスのカーソルまたはタブレットペンの後ろに描画ツールが軌跡を描く距離を設定することができます。距離があるほど描画の動きは安定しますが、鋭い角や正確な形を描くのが難しくなります。
    • カジュアルな描画には、まず5 から 20 の範囲内の値を試すことが推奨されています。細かく描画する場合は、高い数値のほうが便利です。
  3. Stabilizer Settings（安定機能設定）ボタンをクリックします。

    • Average手法を選び、ペンを動かさずにタブレットにペン先を当てる際に描画ストロークが追いつくようにしたい場合は、Catch Up（追いつき）オプションが選択されていることを確認してください。希望しない場合はチェックを外します。

      注安定機能は描画ストロークの軌跡が、カーソルまたはタブレットペンのペン先を動かすにつれて後ろに続くようにします。このオプションにより、タブレットペンを動かさずにタブレットにペン先を当てた際にストロークが追いつきます。このオプションはタブレットペンで描画する際にのみ機能します。
    • Pulled String手法を選び、マウスのカーソルまたはペン先と描画ツール間の仮想ストリングを表示したい場合は、Show String（ストリングを表示）オプションが選択されていることを確認してください。希望しない場合はチェックを外します。
    • ペンの安定機能をEraser（消しゴム）ツールで使用したい場合は、Eraser（消しゴム）オプションが選択されていることを確認してください。希望しない場合はチェックを外します。
  4. 設定がどのように動作するのかを試すためにStage（ステージ）またはCamera（カメラ）ビューに描画してみて、最も良い設定となるまで必要に応じて調整を加えてください。
  5. ペンの安定機能を無効にしたい場合は、Pen Settings（ペン設定）ツールバーのドロップダウンを開き、Stabilizer Off（安定機能オフ）を選択します。