デュアルチップでテクスチャー付きのブラシを構成する

テクスチャー付きブラシにデュアルチップを付けることもできます。デュアルチップは第1先端にブレンドできる第2の先端で、それには独自のフルセットの先端設定があります。

注ベクターレイヤーで作業している場合は、Tip（先端）タブのBrush Type（ブラシタイプ）オプションがTextured Vector Brush（テクスチャー付きベクターブラシ）に設定され、テクスチャー付きブラシオプションが有効になっているか確認します。
  1. Brush Properties（ブラシプロパティ）ダイアログにて、Dual Tip（デュアルチップ）タブをクリックします。
  1. Dual Tip（デュアルチップ） タブのチェックボックスにチェックを入れて、Dual Tip（デュアルチップ）機能を有効にします。

  1. Brush Tip（ブラシ先端）リストからブラシ先端を選択します。独自のブラシ先端を作成したい場合は、ブラシ先端の追加を参照してください。
  1. Blend Mode（ブレンドモード）ドロップダウンリストで、第2先端を第1先端にブレンドするアルゴリズムを選択します。
  • Multiply（マルチプライ）ではブラシ先端のどちらか不透明でない方の画素が描画され、ストロークはより間隔が広く一貫性のないものになります。
  • Color Dodge（カラードッジ）（覆い焼きカラー）は両方のブラシ先端の画素の不透明度を追加して、より不透明のストロークにします。
  • Combine（結合）はブラシチップのどちらかより不透明な画素を描画し、不透明度を上げることなくチップの形状を組み合わせます。
  1. Maximum Size（最大サイズ）のスライダーを用いてブラシ先端の最大サイズを設定します。
    2. 注マウスを使って描画するとき、ブラシは常にその最大サイズになります。感圧ペンタブレットを使用して描画する場合、ブラシのサイズは、描画の際にペンにかける圧力の大きさに応じて、最小サイズと最大サイズの間の範囲になります。
  2. 右の矢印ボタンをクリックすると、Size Properties（サイズプロパティ）ダイアログボックスが表示され、サイズのプロパティをコントロールすることができます。

    3. 注Brush Properties（ブラシプロパティ）ダイアログ、およびBrush（ブラシ）ツールオプションについては、ブラシツールプロパティを参照してください。
  1. 感圧式ペンタブレットを使用している場合は、Minimum Size（最小サイズ）スライダーを使用して、ペンをごくわずかな圧力で使用するときのブラシのサイズを設定します。最小サイズは、ブラシ先端の最大サイズの割合として設定され、デフォルトは25%です。ペンにかかる圧力がブラシのサイズに影響しないようにするには、このパラメータを100%に設定します。
    注「Size Proportional to Camera（カメラに比例したサイズ）」オプションは、Size Properties（サイズプロパティ）ウィンドウにに移動されました。
  1. ブラシ先端のサイズを不均等にしたい場合は、Roundness（丸み）スライダーを使って、ブラシ先端の水平方向のサイズを維持しながら、ブラシ先端を垂直方向に縮小します。
  1. ブラシ先端に角度をもたせたい場合は、Angle（角度）スライダーを使ってブラシ先端を回転させます。

  1. ペンを傾ける際にブラシ先端が伸びてほしい場合、Pen Tilt Sensitivity（ペンチルト感度）スライダーを用いてどの程度先端を伸ばしたいか設定します。その先端は設定されたパーセントでペンを傾けた方向に伸びます。

    注このオプションは、タブレットおよびペンがチルト感度に対応している場合にのみ機能します。

  1. ペン先の角度に合わせてブラシを回転させたい場合は、Angle Function（角度機能）を使います。次のオプションのいずれかを選択します：

    • Constant（コンスタント）：ブラシの先端の静的な向きを度数で表したものです。
    • Heading（ヘディング ）：ブラシの先端の向きは、ストロークが描かれる方向によって決まります。ストロークを描画した後に調整できます。
    • Azimuth（アジマス）：ペンを傾けたとき、ペンの消しゴムが向いている方向を使用します。
    • Twist（ツイスト - ペンが対応している場合）：スタイラスのねじれ角度を利用します。Wacom Art Penのみで利用可能です。
  1. Hardness（硬度）スライダーを使用して、ブラシ先端の外側部分をどれだけ透明にフェードするかを設定します。100％に設定すると、ブラシは完全にソリッド（単色）になります。0％に設定すると、ブラシは中央だけが不透明で、端に向かって徐々に透明になります。
  1. Spacing（間隔）スライダーを使用して、Storyboard Pro がブラシ先端をキャンバスにプリントする前に、ブラシをどれだけ遠くドラッグしなければならないかを、ブラシのサイズを基準にして設定します。デフォルト設定は7％で、比較的本物のようなブラシストロークが得られます。この設定が低すぎると、ブラシストロークは太くて不透明になりすぎるかもしれません。この設定が高すぎると、ストロークは、ブラシ先端がキャンバスにドラッグされたのではなく、繰り返しスタンプされたかのように見えます。
  1. キャンバスにプリントされるたびにブラシ先端のサイズを変えたい場合は、Random Size（ランダムサイズ）設定を0%より上の任意の値に設定します。
  1. キャンバスにプリントされるたびにブラシ先端の角度を変えたい場合は、 Random Angle（ランダム角度）設定を0 °以上の任意の値に設定します。
  1. ブラシ先端の各インスタンスの間隔をランダムにしたい場合は、Random Spacing（ランダム間隔）設定を
    0 °より上の任意の値に設定します。
  1. ブラシ先端の各インスタンスの間隔をランダムにしたい場合は、Random Spacing（ランダム間隔）設定を
    0 °より上の任意の値に設定します。
  1. Stage（ステージ）ビューにて、描画を開始してブラシ設定をテストします。