3D空間でオブジェクトをセットアップする方法
Harmony Premiumでは、Z軸上でレイヤーを移動できるだけでなく、描画レイヤーで完全な3D操作を有効にすることも可能で、それらをX軸とY軸で回転させることができます。 これにより、カットの段階でさまざまな深さと角度の2Dレイヤーをレイアウトすることにより、3D空間をシミュレートできます。 カット環境の実際の3Dモデルを作成する必要なしに、複雑なカメラの動きを持つカットにリアリズムを加えるために使用できます。
次の例では、実際の3Dルームを構築するために部屋のさまざまな面をつくるレイヤーをレイアウトする方法を学習します。 始める前に、シンプルな長方形の部屋の各表面にレイヤーを作成します。 そして、これらの各レイヤーで、大きな色塗りの長方形を描き、壁や床、天井の表面を作ります。 希望に応じて、タイル、テクスチャー、壁装飾、窓などの詳細を自由に追加し、表す部屋の名前に基づいて各レイヤーに必ず名前を付けてください。
- Camera(カメラ)ビューやDrawing(描画)ビュータブの横にある、Add View(ビューを追加)ボタンをクリックし、Perspective(パース)を選択します。
Perspective(パース)ビューは、ワークスペースのCamera(カメラ)ビューやDrawing(描画)ビューと同じセクションに表示されます。 このビューでは、Camera(カメラ)の視点からではなく、任意の角度や視点からカットを見ることができます。 このビューでは、通常のナビゲーションキーボードショートカットが同じように機能しますが、Ctrl + Alt (Windows/Linux)または⌘ + Alt (macOS)を押して任意の角度と任意の軸でビューを回転することもできます。
- Timeline(タイムライン)ビューで新規レイヤーをダブルクリックして、Layer Properties(レイヤープロパティ)ダイアログボックスを開きます。
- Transformation(トランスフォーム)タブでEnable 3D(3Dを有効化)オプションを選択します。
- Rotation(回転)セクションでEuler Angles(オイラー角)オプションを選択します。
- (x) Axis((x)軸)フィールドに
90
と入力して、フロアが地面の上に平らになるようにフリップさせます。
- フロアの高さを位置決めするには、Layer Properties(レイヤープロパティ)のPosition(位置)セクションに値を入力して、Translate(トランスレート)ツールかTransform(トランスフォーム)ツールを使用します。
- 他のピースについても、同様のプロセスを繰り返して配置します。
- 壁を平行に配置する場合は、1つを配置したのちTimeline(タイムライン)ビューでWall(壁)レイヤーを選択します。
- 次のいずれかの操作で、レイヤーを複製します。
- トップメニューからEdit(編集) > Duplicate(複製)を選択します。
- 右クリックしてEdit(編集) > Duplicate(複製)を選択します。
- レイヤーが複製されたら、Layer Properties(レイヤープロパティ)ウィンドウを使用して位置の値を入力するか、Translate(トランスレート)またはTransform(トランスフォーム)ツールを使用します。 レイヤーを視覚的に配置する場合は、Camera(カメラ)、Top(トップ)またはSide(サイド)ビューを使用して正確に配置できるように配慮してください。
- 壁どうしが接するように配置する場合、壁の一端を延ばしてもう一方の壁と交差させる必要があります。 これにより、間に細い隙間ができることを防ぎます。
これで3Dの部屋が完成しました。