レイヤーを配置しアニメーション化する方法

カットのセットアップは、テレビ番組のセット造りと比べられます。 この時点で、カメラフレームや背景エレメント、キャラクターなどのカットエレメントを配置します。

レイヤーの配置

カットを設定するための最初のステップは、各レイヤーを初期の位置、角度、およびサイズに配置することです。 Transform(トランスフォーム)ツールを使用して、レイヤーに幾何学的な変形を加えることができます。

ピボットの再配置

回転、拡大縮小、スキュー、フリッピングなど描画レイチャー上で行われるトランスフォーム処理は、描画のピボットポイントの位置を基準に実行されます。 たとえば、レイヤーを回転するとピボットポイントを中心に回転し、レイヤーを拡大/縮小すると、その中心が実際にピボットポイントであるかのように拡大/縮小されます。

Transform(トランスフォーム)ツールを使用してトランスフォームを行う際に、選択したピボットをドラッグ&ドロップすることができます。 ただし、これには恒久的な効果はありません。 ピボットの位置が一時的に変更されるだけで、選択したフレームで変形を行うには役立ちますが、描画レイヤーの実際のピボットポイントは変わりません。

レイヤーのピボットポイントの位置は、Advanced Animation (高度アニメーション)ツールバーでツールの一つを使用して恒久的に再配置することができます。

既にアニメーション化されているレイヤーのピボットポイントを恒久的に移動すると、他のキーフレームのレイヤーで行われたすべてのトランスフォームが、新しいピボットポイントの位置に基づいて再計算されます。 したがって、既存のアニメーションは、現在のフレームを除いてまったく違ったように見えます。 アニメーションを開始する前に、ピボットポイントが理想的な位置にあることを常に確認するようお勧めします。

レイヤーのアニメーション化

レイヤーをカットのタイムラインの異なるポイントで異なる位置、角度、サイズで配置して、レイヤーをアニメーション化することができます。 これを行うには、レイヤーにアニメーションキーフレームを作成します。 キーフレームは、特定の時点のレイヤーに幾何学的トランスフォームを記録します。 2つのアニメーションキーフレームがカットの Timeline(タイムライン)で異なるポイントのレイヤーにある場合、  Harmonyはその2つのキーフレーム間の各フレーム上のレイヤーの位置、角度、サイズを自動的に補間し、アニメーションを作成します。