チャプター19: シーンにエフェクトを追加する方法

アニメーションの完成後、ブラーやグローなどのエフェクトを追加して、プロジェクトの見栄えをさらによくすることができます! Harmonyには、レイヤーに追加できる各種の基本エフェクトが用意されています。

エフェクトについて

エフェクトは必ず描画に接続する必要があります。マットまたはシェイプの接続が必要な場合もあります。マットの持つ描画情報により、その描画にエフェクトが適用されるエリアが決定されます。シェイプと透明度のみが使用される場合、マット描画内の詳細と色は重要ではありません。マットはマスクとも呼ばれます。

マットの真の力はカッターエフェクトで発揮されます。

一般的に、描画レイヤーはエフェクトの右ポートに接続され、マット(マスク)は左ポートに接続されます。

Cutter(カッター)エフェクトは、マット描画を使って画像の一部をカットするためのものです。Cutter(カッター)エフェクトを使うと、キャラクターを背景エレメントの後ろに消したり、レイヤー自体に仮想の穴を切り抜いたりできます。Cutter(カッター)には、マットの入力が必要です。

マットが画像に与えるエフェクトを反転させたい場合、Cutter(カッター)プロパティを調整します。オブジェクトをマスクで隠すのではなく、マットシェイプのエリアと重なる場合にのみ見えるようにできます。

レイヤープロパティビューでエフェクトパラメータを調整して、その中から好きなものを機能列にリンクさせ、徐々にアニメーション化することができます。つまり、すべてのエフェクトはカスタマイズ可能なのです。

ひとつのレイヤーを別のレイヤーでカットして、さらにカットレイヤーを確認したい場合は、その描画ノードのポートから別の接続をドラッグして合成に接続します。

エフェクトの追加

Harmonyでは、Node(ノード)ビューからエフェクトを追加できます。Node Library(ノードライブラリー)ビューからエフェクトを選択してNode(ノード)ビューにドラッグし、描画レイヤーに接続してノードのネットワークを作ります。次に各ノードのパラメータを調整することで、思い描いたとおりの見た目を作り出すことができます。

すべてのエフェクトはNode(ノード)ビューを通じて追加する必要がありますが、Timeline(タイムライン)ビューから素早く追加できるエフェクトも存在します。

Node(ノード)ビューとNode Library(ノードライブラリー)ビューを使った作業

Node(ノード)ビューに新規エフェクトや他のノードを追加したい場合、Node Library(ノードライブラリー)ビューから入手する必要があります。

Harmonyで新規プロジェクトを作成する場合、Node(ノード)ビューに表示されるデフォルトのノードシステムは以下のようになります。

カッターエフェクト

Cutter(カッター)エフェクトは、マット描画を使って画像の一部をカットするためのものです。Cutter(カッター)エフェクトを使うと、キャラクターを背景エレメントの後ろに消したり、レイヤー自体に仮想の穴を切り抜いたりできます。Cutter(カッター)には、マットの入力が必要です。

マットが画像に与えるエフェクトを反転させたい場合、Cutter(カッター)プロパティを調整します。オブジェクトをマスクで隠すのではなく、マットシェイプのエリアと重なる場合にのみ見えるようにできます。

カッターのプロパティ

パラメータ 説明
名前

ノード名の変更を可能にします。

反転

このオプションを有効にすると、Cutter(カッター)ノードはマットシェイプを反転させて描画をカットします。マットと重なる画像をカットするのではなく、マットシェイプの外にあるアートワークをカットします。

時間軸上でエフェクトをアニメーション化

シーンを撮影する際に、エフェクトのパラメータを徐々にアニメーション化したい場合があります。例えば、徐々に透明度レベルを変更したり、描画のひとつでカラーコントラストを一定のフレーム範囲にわたって上昇させたりして、オブジェクトをフェードインまたはフェードアウトさせたい場合です。

エフェクトを徐々にアニメーション化するには、アニメーション化したいパラメータにキーフレームを追加して機能カーブを作成します。これを行うには、Layer Properties(レイヤープロパティ)、Node(ノード)およびTimeline(タイムライン)ビューを使用します。Function(機能)ビューを使用してアニメーションを微調整することができます。