チャプター12: カットアウトキャラクターをアニメーション化する方法
Harmonyはパペットのアニメーション化に役立つツールとなります。Transform(トランスフォーム)ツールを使ってシンプルなアニメーションを作成することも、フォワードキネマティクス(FK)とインバースキネマティクス(IK)の両方を使用して高度なアニメーションを作成することもできます。Harmonyの高度なオニオンスキン機能や画像スワッピング機能を使えば、効率よく手早いアニメーション化が可能です。シンプルなリギング、階層、シンボルアニメーションなどのようなアニメーション技術を複数組み合わせることもできるため、アニメーションに自由が生まれます。
- Tools(ツール)ツールバーでTransform(トランスフォーム)ツールを選択するかShift + Tを押します。
- Tools(ツール)ツールバーでAnimate(アニメーション化)モードを有効にして、動かすすべてのものが自動的にキーフレーム化するようにします。
- トップメニューからAnimation(アニメーション) > Stop-Motion Keyframe(コマ撮りキーフレーム)を選択して、キーフレーム間にフレーム補間が自動的に作成されないようにします。
- Timeline (タイムライン)ビューでキャラクターを折り畳みます。
- Timeline (タイムライン)ビューで最初のポーズを設定したいフレームに移動します。
- 新規ポーズで何も動かないようにするには、Timeline(タイムライン)ビューでそのポーズに相当するフレームを選択し、右クリックしてAdd Keyframe(キーフレームを追加)を選択するかF6を押します。
- Camera(カメラ)ビューでアニメーション化するパーツを選択します。
- Transform(トランスフォーム)ツールを使用して、選択範囲を回転、スキュー、拡大縮小、または新しい位置に転換させます。ピースを回転するには、カーソルを角のわずかに外側に置いて、回転カーソルを表示します。
それまでに作成していない場合は、Timeline(タイムライン)ビューに新しいキーフレームが表示されます。必ず最初にキーフレームを作成してください。
- Tools(ツール)ツールバーでOnion Skin(オニオンスキン)機能を有効にします。
- タイムラインビューで、2つめのキーフレームを設定したいフレームに移動します。Timeline(タイムライン)ビューで描画をさらに下の方まで見るには、エクスポージャーを拡張する必要があります。
- 新規ポーズで何も動かないようにするには、Timeline(タイムライン)ビューでそのポーズに相当するフレームを選択し、右クリックしてAdd Keyframe(キーフレームを追加)を選択するかF6を押します。
- Camera(カメラ)ビューでキャラクターをアニメーション化します。
- すべてのポーズにこのプロセスを繰り返します。
- Tools(ツール)ツールバーで、Transform(トランスフォーム)ツールを選択します。
- Transform Tool Properties(トランスフォームツールプロパティ)ビューで、Peg Selection(ペグ選択)モードの選択が解除されていることを確認します。
- Camera(カメラ)またはTimeline(タイムライン)ビューで階層に付属するレイヤーを選択します。
- トップメニューからAnimation(アニメーション) > Select Parent(親を選択)を選択するかBを押して、親レイヤーを選択します。Animation(アニメーション) > Select Child(子を選択)を選択するかShift + Bを押して、子レイヤーを選択します。
- Node(ノード)ビューで親の子を選択し、次を実行します。
‣ | 家族の前の兄弟を選択するには/を押します。 |
‣ | 家族の次の兄弟を選択するにはクエスチョンマーク(?)キーを押します。 |
- Timeline(タイムライン)ビューで1つまたは複数のレイヤーからキーフレームを選択します。
- 次のいずれかを行います。
‣ | Timeline(タイムライン)ビューで右クリックしてSet Ease For Multiple Parameters(複数パラメータにイーズを設定)を選択します。 |
‣ | Timeline(タイムライン)ツールバーでSet Ease For Multiple Parameters(複数パラメータにイーズを設定)ボタンを押します。ボタンがツールバーにない場合は、Toolbar Manager(ツールバーマネージャー)を通じて追加することができます。ツールバーを右クリックしてCustomize(カスタマイズ)を選択します。 |
Set Ease For Multiple Parameters(複数パラメータにイーズを設定)ダイアログボックスが開きます。
- グラフ上でベジェ曲線ハンドルをドラッグして、選択されたすべての機能について速度を調整します。
- イージングパラメータを特定タイプの機能(例えば、Rotation(回転)やScale(拡大縮小)など)にのみ適用したい場合は、Filters(フィルター)セクションで適用したくない機能タイプの選択を解除します。
‣ | Motion(モーション):選択されたPosition X(位置X)、Position Y(位置Y)、Position Z(位置Z)および3D Path(3Dパス)機能にイージングパラメータを適用します。 |
‣ | Rotation(回転):選択されたAngle(角度)機能にイージングパラメータを適用します。 |
‣ | Scale(拡大縮小):選択されたScale(拡大縮小)機能にイージングパラメータを適用します。 |
‣ | Skew(スキュー):選択されたSkew(スキュー)機能にイージングパラメータを適用します。 |
‣ | Morphing(モーフィング):選択されたMorphing Velocity(モーフィング速度)機能にイージングパラメータを適用します。Tool Properties(ツールプロパティ)ビューの基本的なMorphing(モーフィング)イーズではなく、Layer Properties(レイヤープロパティ)ウィンドウのMorphing Velocity(モーフィング速度)機能に適用されるので注意してください。 |
‣ | Other(その他):エフェクトパラメータのアニメーション化のために作成された機能など、選択されたその他すべての機能にイージングパラメータを適用します。 |
- Time Ratio(時間比)とValue Ratio(値比)フィールドに値を入力してイージングを調整することも可能です。これらの値はパーセンテージで計算されます。
‣ | Left Time Ratio(左時間比)とRight Time Ratio(右時間比)フィールドに、イーズを持続させたい時間をパーセンテージで入力します。値は0%から100%の間である必要があります。 |
‣ | Left Value Ratio(左値比)とRight Value Ratio(右値比)フィールドに、イーズアウトの強さをパーセンテージで入力します。値は0%から100%の間である必要があります。 |
‣ | Time Ratio(時間比)とValue Ratio(値比)の各値が同じであれば、直線モーションとなります。 |
- 次のいずれかのボタンをクリックします。
‣ | Apply(適用):選択されたキーフレームにイージングパラメータを適用します。 |
‣ | Apply/Previous(適用/前へ):選択されたキーフレームにイージングパラメータを適用して、タイムラインの前のキーフレームを選択します。 |
‣ | Apply/Next(適用/次へ):選択されたキーフレームにイージングパラメータを適用して、タイムラインの次のキーフレームを選択します。 |
‣ | Close(閉じる):ダイアログボックスを閉じます。適用を行わないと、修正はキャンセルされます。 |